・祝梅温泉(平成20年1月5日未明焼失・しかも復活した)
見た目は普通の農家のお家 湯上がり後のなごみの空間は相変わらずあり 湯船。以前よりずーっと立派 |
道央圏でも、有数の秘湯?いわゆる御マニア系の温泉です。知る人ぞ知るの無名さ加減は永遠に不滅。ここが知れ渡るなんて考えられませんから。 常連さんが、ひっきりなしに訪れるところも変わりなし。 場所は旧施設のすぐ近く。入り口には、おなじみの巨大ボーリングのピンがあって、目印になっています。 ・施設 管理人兼所有者の老夫婦の住居兼浴場であります。 午後3時〜夜まで。Pあり。300円。 以前の施設よりは数段新しく、快適にはなったモノの、依然として雑然とした雰囲気は残っています。田舎の農家のお家にお邪魔したような気分ですね。 ・浴室 脱衣所もちゃんとしました。 以前のような荒みきった様子はありません。浴室はちょっとした沢地を臨むように、大きな窓があって、湯船もぐ〜んと大きくなりました。一度に6人は楽々入浴できるでしょう。 タイル張りの浴室は、簡素です。シャワー付きカランもあって、施設の充実度は不満なし。 お湯は以前のままです。茹でたまご臭のモール泉。大変にツルツル度が高い。浴後に、体の芯まで軽くなる感覚も同じ。ココのお湯は素晴らしいです、マジで。 ・感想 とりあえず存続し続けてくれるだけで、うれしい限りです。 (H19.1.21) |
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・旧 祝梅温泉
このような不可思議な遺構を眺めつつ 廃材などの散らかる小道を突き進むと 目指す建物が見えてきます 駐車場の傍らには何故かボーリ ングピンのオブジェが転がり 手を10p沈めた写真。表面にフミ ン質の湯の華が舞います |
北海道を代表する廃墟系温泉。マニアの間ではつとに有名な祝梅温泉です。知る人ぞ知る。 地図にも載っていませんし、看板なんかも全くない。だけど、ファンがかなりいまして、お客が絶えることがない。いやはやトンデモナイもんだ。 この施設が営業しているように見えますか? 休憩室なんですよ。白黒写真の様でしょ ・施設 本来は、温泉施設を作るつもりで、源泉をボーリングしたんだそうですが、運悪く「千歳川放水路計画」と言う、いつまで経ってもさっぱり進まない公共事業の計画地域に含まれてしまったがために、建設許可がおりず、だけれども温泉は掘っちゃったので、とりあえず今の掘っ立て小屋で延々営業し続けているわけです。 12時から夜まで。200円。 木造の農家を改造したかのような建物。辺りには燃料にするのでしょう、廃材がうずたかく積まれ、とにかくぼろぼろです。 内部もかなりやられてまして、全てがホコリっぽく、かつ汚れ、カビが生え、傷みまくってます。 窓や戸が、開け放たれているというか、閉まらないと言うべきか、とにかく進入し放題なわけで、室内にはいろんな虫さん達が元気よく生活しています。ヘタすりゃ内湯でアブに刺されかねません。 見よこの浴槽 ・お湯 湯小屋も湯船も、ものすごい鄙びです。っていうか荒れ果てです。 泉質は、北広島市から苫小牧にかけてよく見られる、含食塩・重曹泉でしょう。いわゆるモール泉と呼ばれる泉質です。 源泉温度が25℃くらいしかないので、沸かしですが、源泉の投入は自由にし放題ですので、かなり新鮮なお湯を楽しむことができます。 焦げ茶色(紅茶のようなもの)、フミン質の湯の華多数、猛烈につるつるします。泡付きはない。お肌しっとり。ゆで卵と腐葉土と硫黄の混ざったような臭い。 ・感想 施設のぼろさと、泉質の良さのギャップがこんなに大きい温泉施設なんてなかなか見られないです。 とにかく泉質は素晴らしい。これは入浴した誰もが体感できると思います。浴後の体の軽くなることと言ったら申し分ないです。お肌もスベスベしっとりの、まさに美人の湯。 発汗も大変なものです。これは想像なんですが、おそらく放射能成分も含まれているんじゃないでしょうか?鳴子の瀧の湯的発汗なんですよ。すげぇです。 (H17.10.9他何度も入浴) |
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